日経平均は677円高、米株上昇で買い優勢

 3連休明け10日午前10時時点の日経平均株価は前週末比677円26銭高の3万1671円93銭。朝方は、買い優勢で始まった。9日の米国株式市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言などを手がかりに金融引き締め観測が後退し、主要株価指数がそろって上昇。この流れを受け、日経平均は上げ幅を拡大し、一時3万1683円80銭(前週末比689円13銭高)まで上伸した。その後も高値圏で推移している。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が上昇。商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株や、丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。フジクラ<5803.T>、三菱マテリアル<5711.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株も堅調。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、SUBARU<7270.T>などの輸送用機器株も買われている。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が軟調。水産・農林株では、サカタのタネ<1377.T>が安い。

 個別では、三陽商<8011.T>、ワキタ<8125.T>、大阪チタ<5726.T>などが値上がり率上位。半面、マルマエ<6264.T>、マツオカ<3611.T>、ワタミ<7522.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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