日経平均は116円程度高、買い一巡後はやや上値が重いもよう=11日前場

 11日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比116円程度高い3万1862円前後で推移する。きのう10日に大幅反発した強い動きが継続、現地10日の欧米株式が上昇したことも支えに、買いが先行した。しっかりした展開のなか、午前9時48分には、同202円96銭高の3万1949円49銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りにやや上値が重いもよう。

 業種別では、12業種が上昇、21業種が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株も高い。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。東邦鉛<5707.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が下落している。

 個別では、リズム<7769.T>、レーザーテク<6920.T>、リソー教育<4714.T>、スクロール<8005.T>、リケンNPR<6209.T>などが上昇。半面、ケミコン<6997.T>、タマホーム<1419.T>、MRO<3064.T>、イオンFS<8570.T>、クリエイトH<3148.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=148円台の半ば(10日は148円95-97銭)、1ユーロ=157円台の半ば(同157円46-50銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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