日経平均は377円程度高、買い一巡後もしっかりした展開=12日前場

 12日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比377円程度高い3万2314円前後で推移する。きのう11日の好地合いが継続。現地11日の米国株式市場で、NYダウ・ナスダック総合指数が4日続伸したこともあり、買いが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに、午前9時16分には、同418円89銭高の3万2355円40銭を付けている。買い一巡後も、しっかりした展開が続く。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比90円高の3万1990円だった。

 業種別では、25業種が上昇、8業種が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、サイゼリヤ<7581.T>、FPパートナ<7388.T>、吉野家HD<9861.T>、野村マイクロ<6254.T>、大阪ソーダ<4046.T>などが上昇。半面、リズム<7769.T>、コシダカHD<2157.T>、コスモス薬<3349.T>、ライク<2462.T>、ABCマート<2670.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=149円台の前半(11日は148円76-78銭)、1ユーロ=158円台の半ば(同157円68-72銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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