日経平均が386円高と大幅に3日続伸、値上がり銘柄数は1100超に=12日前場

 12日前場の日経平均株価は、前日比386円77銭高の3万2323円28銭と大幅に3日続伸して取引を終えた。きのうの好地合いが続き、朝方から半導体関連株などに買いが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇するなか、香港ハンセン指数や中国・上海総合指数も高いことも追い風となった。午前11時24分には同455円55銭高の3万2392円06銭を付けるなど、ほぼ高値圏で推移した。為替相場は1ドル=149円10銭台で、朝方からもみ合いが続いている。東証プライムの出来高は6億6127万株、売買代金は1兆9917億円。騰落銘柄数は値上がりが1109銘柄、値下がりが642銘柄、変わらずが85銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は取引時間中ながら25日移動平均線を上回り、投資家心理の好転が期待されるものの、戻りが早かっただけに、短期的な過熱感に注意したい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、23業種が上昇、10業種が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も高い。AGC<5201.T>、ノリタケ<5331.T>などのガラス土石株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、サイゼリヤ<7581.T>、FPパートナ<7388.T>、吉野家HD<9861.T>、大阪ソーダ<4046.T>、野村マイクロ<6254.T>などが上昇。半面、リズム<7769.T>、コスモス薬<3349.T>、コシダカHD<2157.T>、ライク<2462.T>、ABCマート<2670.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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