<相場の読み筋>10月18日

2023/10/18 7:45

 17日の米国株式は、NYダウが前日比13.11ドル高の3万3997.65ドルと小幅に3日続伸、ナスダック総合指数は同34.237ポイント安の1万3533.747ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7844万株、ナスダック市場が41億5571万株だった。米9月小売売上高が前月比0.7%増となり、市場予想平均の同0.3%増を上回った。堅調な小売動向を受け、コカ・コーラやナイキなどの消費関連が堅調に推移し、NYダウを支えた。一方、米政府が中国への半導体輸出規制を強化する方針を示したことから、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやインテル、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが軟調だった。

 18日の東京株式は、もみ合いか。きのう17日の日経平均株価は3日ぶりに大幅反発したが、買い一巡後は上値の重い展開だった。現地17日の米国株式が、方向感に欠ける展開だったことから、後押しは期待しにくい。中東情勢の不透明感が警戒要因となるなか、25日移動平均線(3万2191円)や13週線(3万2227円)などが、上値として意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(17日は149円59-61銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同157円79-83銭)と、やや円安方向にある。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、コマツ<6301.T>、日産自<7201.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比70円高の3万2110円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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