<相場の読み筋>10月19日

2023/10/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前日比332.57ドル安の3万3665.08ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同219.445ポイント安の1万3314.302ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6845万株、ナスダック市場が42億6562万株だった。EIA(米エネルギー情報局)の週間石油在庫統計で、原油在庫が前週比450万バレル減となり市場予想平均の41万バレル減よりも大きく減少した。大幅な在庫減少を受け、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が急伸。インフレ長期化への警戒感から米10年物国債の利回りが4.9%台に上昇(価格は下落)し、相場の重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやテスラ、エヌビディアなどが下落した。

 19日の東京株式は、反落後も弱含みの展開か。きのう18日の日経平均株価は小幅に続伸したが、上値は重かった。現地18日の欧米株式が下落したこともあり、売り先行スタートとなろう。23年4-9月決算の本格化を前に手がかり材料に乏しいことから、手控えムードが広がり、軟調な値動きを強いられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の後半(18日は149円74-76銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同158円40-44銭)と、やや円高方向にある。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比400円安の3万1640円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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