<米国株情報>アメリカン航空、第3四半期は増収ながら最終赤字に転落

株式

2023/10/20 10:04

 アメリカン航空グループ<AAL>は19日寄り付き前に23年12月期第3四半期(7-9月)の決算を発表。売上高は前年同期比0.1%増の134億8200万ドル、最終損益は5億4500万ドルの赤字(前年同期は4億8300万円の黒字)に転落した。

 ただ、労働組合との新労働協約の締結時に支払った一時金を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は前年同期比45%減の0.38ドルとなり、市場予想を上回った。

 売上面では、主力の旅客収入が底堅く、貨物輸送収入の大幅減を補った。

 キャパシティー(輸送能力)を示す座席マイル(ASM)は前年同期比6.9%増となった。このうち、国内線は同5.4%増、国際線は同9.9%増となり、海外旅行需要の拡大を反映した。

 通期見通しについては、調整後EPSを3.00-3.75ドルから2.25-2.50ドル、調整後営業利益率を10%から7%に下方修正した。燃料価格の上昇が要因。

 アメリカン航空の19日の株価は前日比で一時6%近く上昇したものの、その後は上げ幅を縮小し、同0.79%高の11.45ドルで取引を終えている。米航空株の一角は、中東情勢の緊迫化の影響が警戒されて上値の重い展開が続いている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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