<相場の読み筋>10月24日

2023/10/24 7:45

 23日の米国株式は、NYダウが前週末比190.87ドル安の3万2936.41ドルと4日続落、ナスダック総合指数は同34.522ポイント高の1万3018.329ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9270万株、ナスダック市場が43億8727万株だった。23日早朝、米10年物国債の利回りが一時5.0%台に上昇(価格は下落)。長期金利の高止まりが警戒され、売りが先行した。売り一巡後は、下げ渋る場面がみられたものの、NYダウは終値ベースで5月31日(3万2908ドル)以来、5カ月ぶりに心理的なフシ目の3万3000ドルを割り込んだ。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、メタ(旧フェイスブック)などが堅調だった。

 24日の東京株式は、もみ合いか。23日の日経平均株価は大幅に3日続落。弱い動きのなか、引き続き日銀の金利再修正論が意識されそう。一方、短期的な売られすぎ感から、リバウンド狙いの買いが下値を支える場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(23日は149円90-92銭)と、やや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の半ば(同158円87-91銭)と、やや円安に振れている。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ニデック<6594.T>、村田製<6981.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、23日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比25円安の3万975円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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