日経平均は278円高、米国株高を受け買い先行

 25日午前10時時点の日経平均株価は前日比278円41銭高の3万1340円76銭。朝方は、広範囲に買いが先行した。24日の米国株式市場では、長期金利の上昇一服や好決算銘柄への物色を支えに主要株価指数がそろって上昇。この流れを受け、日経平均は前場の早い段階で3万1401円53銭(前日比339円18銭高)まで上伸した。いったん伸び悩んだが、下値は限定され、足元では3万1300円台でしっかりとなっている。

 東証業種別株価指数では、全33業種が値上がりしている。業種別では、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱商<8058.T>、伊藤忠<8001.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株が堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も高く、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われている。ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、日立建機<6305.T>などの機械株や、東京海上<8766.T>、MS&AD<8725.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株も値を上げている。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も引き締まっている。

 個別では、野村マイクロ<6254.T>がストップ高となり、円谷FH<2767.T>、高純度化<4973.T>などが値上がり率上位。25日に東証プライム市場に新規上場したKOKUSA<6525.T>は公開価格1840円に対し、276円高の2116円で初値を付けた。半面、KOA<6999.T>、ウェルビー<6556.T>、ファインD<3649.T>などの下げが目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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