明日の日本株の読み筋=軟調な展開が続きそう、一部に個別株物色も

株式

2023/10/26 16:30

 27日の東京株式市場は、軟調な展開が続きそう。日経平均株価は、24日に付けた取引時間中の安値(3万551円)や、4日の取引時間中の安値(3万487円)が意識されるとみられる。指数がさえない動きとなった場合には、23年4-9月決算の発表が本格化するなか、消去法的に好業績銘柄への個別株物色が中心になりそう。市場では「来週30-31日には日銀の金融政策決定会合が、31日から11月1日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれる予定で、手控えの理由に事欠かない」(中堅証券)との声も聞かれ、様子見姿勢が強まる場面もありうそう。

 26日の日経平均株価は取引終了にかけて軟化し、前日比668円14銭高の3万601円78銭と大幅に3日ぶり反落し、安値圏で取引を終えた。東京証券取引所が引け後に発表した、10月第3週(16-20日)の投資部門別の売買状況(現物株)によると、金額ベースで海外投資家は766億円の売り越しで、3週ぶりに売り越し。個人投資家は3236億円の買い越しで、2週ぶりに買い越しとなった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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