<相場の読み筋>10月27日

2023/10/27 7:45

 26日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比251.63ドル安の3万2784.30ドル、ナスダック総合指数は同225.619ポイント安の1万2595.605ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2268万株、ナスダック市場が47億5736万株だった。米7-9月のGDP(国内総生産)速報値は、季節調整済みで年率4.9%増となり、市場予想平均の同4.5%増を上回った。メタ(旧フェイスブック)が決算発表後の電話会議で、中東情勢の緊迫化の影響を受けたとの認識を示し下落。他のハイテク株にも売りが広がる格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタのほかマイクロソフト、エヌビディアなどが下落した。

 27日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価は、きのう26日の弱い動きに加え、現地26日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢スタートがみこまれる。24日に付けた取引時間中の安値(3万551円)や、4日の取引時間中の安値(3万487円)が意識される場面もありそう。23年4-9月の決算発表が本格化したことから、消去法的に、好業績銘柄への個別株物色が中心になることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(26日は150円46-48銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の後半(同158円71-75銭)と小動き。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、LINEヤフー<4689.T>、ニデック<6594.T>などが、26日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比5円安の3万585円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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