31日の東京株式市場見通し=模様眺めムードが広がりそう

国内市況

2023/10/31 7:47

 予想レンジ:3万400円-3万900円(30日終値3万696円96銭)

 31日の東京株式は、模様眺めムードが広がりそう。現地30日の欧米株式は上昇したものの、日銀金融政策決定会合の内容や、その後の植田和男日銀総裁の記者会見を確認したいとして、積極的な売買にはつながりにくいとみられる。YCC(長短金利操作)を再修正するとの見方もあり、重い値動きとなる場面も想定される。消去法的に、好決算銘柄への個別株物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円トビ台(30日は149円49-52銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同157円82-86銭)と円安に傾いている。30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、アドバンテス<6857.T>、ローム<6963.T>などが、30日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比100円安の3万600円だった。(高橋克己)

31日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:30 9月失業率・有効求人倍率

・ 8:50 9月商業動態統計、9月鉱工業生産

・14:00 10月消費動向調査

・植田日銀総裁会見

・日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)

・決算発表=JT<2914.T>、塩野義薬<4507.T>、三菱電機<6503.T>、デンソー<6902.T>、三井物産<8031.T>、JR東日本<9020.T>、東電力HD<9501.T>

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国10月コンポジットPMI・製造業PMI・非製造業PMI

・18:00 ドイツ7-9月期GDP

・19:00 ユーロ圏7-9月期GDP

・22:00 米8月FHFA住宅価格指数、米8月S&PコアロジックCS住宅価格指数

・23:00 米10月CB消費者信頼感指数

・FOMC(米連邦公開市場委員会、11月1日まで)

・決算発表=(欧州)BASF(米国)コグネックス、ファイザー

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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