日経平均は599円程度高、東証全33業種が上昇=11月1日前場

 11月1日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比599円程度高い3万1458円前後で推移する。きのう10月31日の日銀金融政策決定会合の結果を受けた上昇に加え、今回のFOMC(米連邦公開市場委員会)では利上げが見送られるとの見方が継続し、現地31日のNY市場でNYダウが続伸、ナスダック総合指数は3日続伸したこともあり、買いが先行。午前9時19分には、同700円20銭高の3万1559円05銭を付けている。買い一巡後は、戻り待ちの売りが出ているもようで、上値は重い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所清算値比505円高の3万1355円だった。

 業種別では、全33業種が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかり。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。

 個別では、ワコム<6727.T>、スタンレー<6923.T>、化工機<6331.T>、丸文<7537.T>、三菱電機<6503.T>などが上昇。半面、IDOM<7599.T>、ISID<4812.T>、ADWAYS<2489.T>、スミダ<6817.T>、牧野フライス<6135.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=151円台の半ば(10月31日は150円28-30銭)、1ユーロ=160円のトビ台(同159円60-64銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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