<相場の読み筋>11月7日

2023/11/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前週末比34.54ドル高の3万4095.86ドルと6日続伸、ナスダック総合指数が同40.496ポイント高の1万3518.779ポイントと7日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億89万株、ナスダック市場が50億2338万株だった。前週末3日の強い動きが先行したが、前週末までの5日間でNYダウは1600ドルを超える上昇となっていたこともあり、利益確定売りに押される場面もみられた。また、米10年物国債の利回りが4.6%台に上昇(価格は下落)したことから、上値は重かった。NYダウ採用銘柄では、アップルやアムジェン、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は、上値が重い展開か。日経平均株価はきのう6日、10月13日の直近高値3万2533円を上抜いた。それにより先高期待が高まる一方、最近4営業日で2000円超の上昇となっていることもあり、短期的な過熱感も警戒される。目先的な利益確定の売りに押される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円トビ台(6日は149円73-74銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半(同160円71-75銭)と小動き。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINEヤフー<4689.T>、楽天グループ<4755.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比70円安の3万2600円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ