日経平均は268円程度安、売り先行後も弱含みで推移=7日前場

 7日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比268円程度安い3万2440円前後で推移する。直近4営業日で2000円超の上昇となっていただけに、利益確定売りが先行したようだ。売り先行後も弱含みで推移し、午前10時1分には、同284円79銭安の3万2423円69銭を付けている。時間外取引で米株価指数先物が下落していることも、重しとなっているもよう。現地6日の米国市場では、NYダウが6日、ナスダック総合指数が7日続伸したが、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比70円安の3万2600円だった。

 業種別では、33業種のうち28種が下落、5業種が上昇。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も下落。キッコーマン<2801.T>、味の素<2802.T>などの食料品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も弱い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が上昇している。

 個別では、セ硝子<4044.T>、力の源HD<3561.T>、マークラインズ<3901.T>、AZC丸和<9090.T>、キッセイ薬<4547.T>などが下落。半面、メイコー<6787.T>、あすか製薬H<4886.T>、アイロムG<2372.T>、ウェルビー<6556.T>、そーせい<4565.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=150円トビ台(6日は149円73-74銭)、1ユーロ=160円台の半ば(同160円71-75銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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