日経平均が313円安と5日ぶり大幅反落、海外株安も重なり軟調な展開に=7日前場

 7日前場の日経平均株価は、前日比313円62銭安の3万2394円86銭と5日ぶりに大幅反落して取引を終えた。前日に今年最大となる上昇をみせていた反動から、売りが先行した。時間外取引で米株価指数先物が下落するなか、韓国・KOSPIや中国・上海総合指数、香港ハンセンなど、アジア市場の株価指数が軟調に推移。海外市場の弱い動きも重なり、前場の安値で取引を終えている。東証プライムの出来高は7億3546万株、売買代金は1兆9908億円。騰落銘柄数は値上がりが480銘柄、値下がりが1114銘柄、変わらず64銘柄だった。

 市場では「きのう6日の大幅高の反動が出たが、堅調な業績見通しを背景に底堅い展開が見込まれる」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち29種が下落、4業種が上昇。東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が安い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も下落。芙蓉リース<8424.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も弱い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、キッコーマン<2801.T>、味の素<2802.T>などの食料品株も軟調だった。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が上昇した。

 個別では、力の源HD<3561.T>、セ硝子<4044.T>、ダイコク電機<6430.T>、日東紡<3110.T>、デサント<8114.T>などが下落。半面、メイコー<6787.T>、あすか製薬H<4886.T>、アイロムG<2372.T>、ウェルビー<6556.T>、武蔵精密<7220.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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