日経平均は88円程度高、買い先行後は上値が重いもよう=8日前場

 8日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比88円程度高い3万2360円前後で推移する。きのう7日に大幅反落した反動や、現地7日の米国市場で、NYダウが7日、ナスダック総合指数が8日続伸したことを受け、買いが先行した。午前9時3分には、同240円35銭高の3万2512円17銭を付けている。ただ、3万2500円近辺は10月12、13日に押し戻された水準にあたることから、戻り待ちの売りが出ているようで、上値は重い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比210円高の3万2480円だった。

 業種別では、33業種のうち10種が上昇、23業種が下落している。タカラトミー<7867.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も高い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も堅調。日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、マツダ<7261.T>、横河電機<6841.T>、ティラド<7236.T>、あらた<2733.T>、A&DHD<7745.T>などが上昇。半面、オエノンHD<2533.T>、ライオン<4912.T>、パイロット<7846.T>、新日科学<2395.T>、東海カーボン<5301.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=150円台の半ば(7日は150円47-49銭)、1ユーロ=160円台の後半(同160円96銭-161円00銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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