日経平均が57円高と反発、買い一巡後は上値の重い展開に=8日前場

 8日前場の日経平均株価は、前日比57円57銭高の3万2329円39銭と反発して取引を終えた。きのう7日に大幅反落した反動や、現地7日の米国市場で、NYダウが7日、ナスダック総合指数が8日続伸したことを受け、買いが先行。午前9時3分には、同240円35銭高の3万2512円17銭を付けた。ただ、3万2500円近辺は、10月12-13日に押し戻されていた水準だけに、戻り待ちの売りで上値が重く、下げに転じる場面もみられた。TOPIX(東証株価指数)は続落した。東証プライムの出来高は9億8229万株、売買代金は2兆2321億円。騰落銘柄数は値上がりが486銘柄、値下がりが1141銘柄、変わらず31銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち10種が上昇、23業種が下落している。タカラトミー<7867.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が上昇。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、島津製<7701.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、マツダ<7261.T>、横河電機<6841.T>、ティラド<7236.T>、あらた<2733.T>、中越パ<3877.T>などが上昇。半面、パイロット<7846.T>、東洋炭素<5310.T>、東海カーボン<5301.T>、ライオン<4912.T>、新日科学<2395.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ