<相場の読み筋>11月9日

2023/11/9 7:45

 8日の米国株式は、NYダウが前日比40.33ドル安の3万4112.27ドルと8日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同10.558ポイント高の1万3650.414ポイントと9日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8624万株、ナスダック市場が45億2423万株だった。主要な経済指標の発表がないなか、連騰の反動や利益確定売りで上値の重い展開となった。米10年物国債の利回りは4.5%台の前半に低下(価格は上昇)したが、市場の反応は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アプライド・マテリアルズやエヌビディア、ペイパルなどが堅調だった。

 9日の東京株式は、堅調な展開か。きのう8日は、取引終了にかけて底堅い動きとなっていたことや、ナスダック総合指数の上昇もあり、買いが先行するとみられる。きょう9日は、330社程度が決算発表を予定していることから、引き続き、好業績銘柄への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の後半(8日は150円67-69銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同160円92-96銭)と円安方向にある。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、富士フイルム<4901.T>、クボタ<6326.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比190円高の3万2330円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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