日経平均が288円高と大幅反発、買い先行後も総じて堅調に推移=9日前場

 9日前場の日経平均株価は、前日比288円44銭高の3万2454円92銭と大幅反発して取引を終えた。現地8日の米国株式市場でナスダック総合指数が9日続伸したことから、ハイテク関連などに買いが先行した。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、上げ幅を縮小する場面もみられたが、総じて堅調に推移。午前10時35分に同331円26銭高の3万2497円74銭を付けた。ただ、きのう8日の高値(3万2512円)近辺では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、さらに上値を買い進む動きは限られたもよう。東証プライムの出来高は8億2768万株、売買代金は2兆547億円。騰落銘柄数は値上がりが902銘柄、値下がりが700銘柄、変わらず56銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落している。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、タカラトミー<7867.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、伊藤忠<8001.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株もしっかり。一方、DeNA<2432.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落している。

 個別では、ローランド<7944.T>、シュッピン<3179.T>、ミツバ<7280.T>、ニチコン<6996.T>、TOWA<6315.T>などが上昇。半面、サンアスタ<4053.T>、福山通<9075.T>、フジクラ<5803.T>、シャープ<6753.T>、カーバイド<4064.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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