住友ゴムが急騰し年初来高値、23年12月期業績予想の上方修正と期末配当予想の増額を好感

株式

2023/11/13 15:53

 住友ゴム工業<5110.T>が急騰。235円高の1818.5円を付け、9月20日の年初来高値1721.5円を大きく更新した。前週末10日引け後、23年12月期の連結業績予想(IFRS)の上方修正と、期末配当予想の増額を明らかにし、好感された。

 23年12月期業績予想で、売上収益を1兆1700億円から1兆1800億円(前期比7.4%増)に、営業利益を410億円から460億円(同3.1倍)に引き上げた。売上収益は、半導体不足による自動車メーカーの減産基調が緩和傾向にあることや、円安効果を見込む。利益面では、原材料価格の高騰影響の緩和や高機能タイヤ拡販による構成の改善なども寄与する。

 23年12月期第3四半期累計(1-9月)の決算は、売上収益が8507億200万円(前年同期比8.9%増)、営業利益が414億4300万円(同4.2倍)だった。

 通期業績予想の上方修正に伴い期末配当予想を増額。従来の35円から40円(前期実績15円)に引き上げ、第2四半期末の5円(同20円)と合わせた年間配当は45円(同35円)となる見込み。

 13日の終値は、前週末比233円高の1816.5円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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