日経平均が110円高と続伸、買い一巡後も総じて堅調な展開=14日後場

 14日後場の日経平均株価は、前日比110円82銭高の3万2695円93銭と続伸して取引を終えた。朝方の買いが一巡した後は、停滞商状となる場面もみられたが、アジア株が上昇したことを背景に上げ幅を拡大、午前11時には同251円16銭高の3万2836円27銭と、きょうの高値を付けた。後場に入り、こう着感が強まるなか、やや上げ幅を縮小する場面もみられたが、堅調な展開となった。東証プライムの出来高は14億2575万株、売買代金は3兆5448億円。騰落銘柄数は値上がりが782銘柄、値下がりが821銘柄、変わらず56銘柄だった。

 市場では「現地14日の米10月CPI(消費者物価指数)の発表を控えて方向感に乏しかったが、総じてしっかりした動きで、今後も堅調な展開が期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株もしっかり。一方、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下げた。

 個別では、マイクロニ<6871.T>、タツモ<6266.T>、シンクロF<3963.T>、JBR<2453.T>(監理)、ファインD<3649.T>などが上昇。半面、メドピア<6095.T>、LIFULL<2120.T>、クロスマーケ<3675.T>、オプトラン<6235.T>、円谷FH<2767.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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