日経平均が645円高と大幅に3日続伸、アジア株上昇も支え=15日前場

 15日前場の日経平均株価は、前日比645円63銭高の3万3341円56銭と大幅に3日続伸して取引を終えた。現地14日発表の米10月CPI(消費者物価指数)を受け、インフレ鈍化期待から米国株式が上昇。東京市場も勢いを引継ぎ、朝方から買いが先行した。午前10時10分には、同685円16銭高の3万3381円09銭の高値を付けた。その後は、韓国・KOSPI指数や中国・上海総合指数、香港・ハンセン指数などアジア株の上昇が支えとなるなか、心理的なフシ目の3万3000円を上抜いたことで投資家心理が好転したもよう。東証プライム出来高は9億6344万株、売買代金は2兆4349億円。騰落銘柄数は値上がりが998銘柄、値下がりが606銘柄、変わらず52銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち23業種が上昇、10業種が下落している。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株もしっかり。一方、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落している。

 個別では、GLM<3486.T>、ツルハHD<3391.T>、コプロHD<7059.T>、ギフティ<4449.T>、フォスター<6794.T>などが上昇。半面、フリュー<6238.T>、ベース<4481.T>、カナミックN<3939.T>、オープンハウス<3288.T>、FFJ<7092.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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