日経平均は13円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ転換=17日前場

 17日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比13円程度高い3万3437円前後で推移する。朝方は、きのう16日の弱い動きが継続し、売りが先行した。売り一巡後は、押し目を拾う動きや、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換。午前9時49分には同105円41銭高の3万3529円82銭を付けている。その後は、やや上値が重いものの、しっかりした値動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比45円安の3万3405円だった。

 業種別では、33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も堅調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株は下落している。

 個別では、CYBOZU<4776.T>、シード<7743.T>、TOWA<6315.T>、C&FロジH<9099.T>、広済堂HD<7868.T>などが上昇。半面、インフォMT<2492.T>、ライドリC<2585.T>、ネットプロテ<7383.T>、ペプチドリーム<4587.T>、アサヒ<2502.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=150円台の半ば(16日は151円37-39銭)、1ユーロ=163円台の半ば(同164円09-13銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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