日経平均は1円安、戻り待ちの売りに上値重く=17日前場

 17日前場の日経平均株価は、前日比1円48銭安の3万3422円93銭と小幅に続落して取引を終えた。朝方から売りが先行し、午前9時10分には同160円74銭安の3万3263円67銭を付けた。売り一巡後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換する場面もみられたが、戻り待ちの売りに上値は重いようだ。東証プライム出来高は6億5008万株、売買代金は1兆8032億円。騰落銘柄数は値上がりが1069銘柄、値下がりが540銘柄、変わらず49銘柄だった。

 市場では「プライムの売買代金がきのう16日も少なく、きょうの前場のペースは16日並みで、上値を取るには売買代金が膨らむことがポイントになりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、日鉄鉱<1515.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株も安い。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も弱い。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株は上昇している。

 個別では、ギフティ<4449.T>、インフォMT<2492.T>、ネットプロテ<7383.T>、Appier<4180.T>、ライドリC<2585.T>などが下落。半面、CYBOZU<4776.T>、酉島製<6363.T>、広済堂HD<7868.T>、C&FロジH<9099.T>、ブロドリーフ<3673.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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