日経平均は160円高と反発、取引終了にかけ引き締まる=17日後場

 17日後場の日経平均株価は、前日比160円79銭高の3万3585円20銭と反発して取引を終え、9月15日の直近高値(3万3533円)を上抜いた。朝方は利益確定売りが先行した。売り一巡後は、前日終値近辺でのもみ合いが続き方向感に乏しい場面もみられた。ただ、後場は堅調な値動きとなり、終値形成間際の午後3時には、同175円22銭高の3万3599円63銭を付ける場面もみられるなど、取引終了にかけて引き締まった。東証プライム出来高は14億3026万株、売買代金は3兆7492億円。騰落銘柄数は値上がりが1370銘柄、値下がりが262銘柄、変わらず26銘柄だった。

 市場では「下値では押し目を拾う動きがみられ、来週もしっかりした展開が期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落した。

 個別では、CYBOZU<4776.T>、パソナ<2168.T>、酉島製<6363.T>、TOWA<6315.T>、広済堂HD<7868.T>などが上昇。半面、ネットプロテ<7383.T>、ギフティ<4449.T>、シークス<7613.T>、GMOGHD<3788.T>、アサヒ<2502.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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