日経平均は87円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=20日前場

 20日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前週末比87円程度高い3万3673円前後で推移する。朝方は売りが先行したものの、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。7月3日の年初来高値(3万3753円33銭)を超えたことから、買い戻しとみられる動きがみられ、午前9時25分には同268円26銭高の3万3853円46銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りにやや上値が重いものの、しっかりした値動きにあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末17日の大阪取引所清算値比70円安の3万3530円だった。

 業種別では、33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。NEC<6701.T>、富士通<6702.T>などの電気機器株や、日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株もしっかり。一方、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株は下落している。

 個別では、パソナ<2168.T>、ヨシックスH<3221.T>、ギフティ<4449.T>、ミダックHD<6564.T>、テラスカイ<3915.T>などが上昇。半面、Wismet<9260.T>、MS&AD<8725.T>、戸田建設<1860.T>、四国化HD<4099.T>、東亜建設<1885.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時6分時点で、1ドル=149円台の半ば(前週末17日は150円43-45銭)、1ユーロ=163円台の前半(同163円03-07銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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