日経平均は101円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ転換=22日前場

 22日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比101円程度高い3万3455円前後で推移する。朝方は、きのう21日の弱い動きや、現地21日の米国市場で、NYダウが3日ぶり、ナスダック総合指数が6日ぶりに反落。決算が注目された米半導体大手エヌビディアが、決算発表後の時間外取引で下落したこともあり、売りが先行した。ただ、売り進む動きがみられなかったことや、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、上げ転換し上昇幅を拡大。午前9時35分には、同121円41銭高の3万3475円55銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比150円安の3万3200円だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株は下落している。

 個別では、フタバ<7241.T>、オーケストラ<6533.T>、TDCソフト<4687.T>、サイバー<4751.T>、ユナイテッドアローズ<7606.T>などが上昇。半面、エアトリ<6191.T>、メルカリ<4385.T>、アトラエ<6194.T>、ネットプロテ<7383.T>、ベクトル<6058.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=148円台の前半(21日は147円50-53銭)、1ユーロ=161円台の後半(同161円57-61銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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