日経平均は263円高と大幅続伸、取引時間中の高値に迫る場面も=24日前場

 24日前場の日経平均株価は、前営業日比263円72銭高の3万3715円55銭と大幅に続伸して取引を終えた。現地22日の米国株式や、同23日の欧州株式が堅調だったことを受け朝方から買いが先行。その後も上げ幅を拡大して、午前11時ちょうどには、同366円03銭高の3万3817円86銭を付け、20日に付けた取引時間中の高値(3万3853円)に迫る場面もみられた。その後は、戻り待ちの売りに押される格好となった。外国為替市場では1ドル=149円50銭台(22日は148円95-97銭)で、朝方の水準からもみ合いとなっている。東証プライム市場の出来高は6億2209万株、売買代金は1兆6961億円。騰落銘柄数は値上がりが1074銘柄、値下がりが525銘柄、変わらず60銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も高い。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も堅調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株は下落している。

 個別では、エンプラス<6961.T>、建設技研<9621.T>、日シス技術<4323.T>、トムソン<6480.T>、萩原電気H<7467.T>などが上昇。半面、そーせい<4565.T>、ヨシムラFH<2884.T>、サンリオ<8136.T>、オーケストラ<6533.T>、富山第一銀行<7184.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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