日経平均は52円程度安、もみ合い商状が続く=12月1日前場

 12月1日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比52円程度安い3万3434円前後で推移する。朝方は、きのう11月30日に高値引けとなっていたことから買いが優勢だった。ただ、戻り待ちの売りに押される格好となり下げ転換。午前9時18分には、同67円60銭安の3万3419円29銭を付けた。その後は、もみ合い商状が続いている。現地30日の米国市場では、NYダウが3日続伸した一方、ナスダック総合指数は続落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11月30日の大阪取引所清算値比40円高の3万3540円だった。

 業種別では、33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇している。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も軟調。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も弱い。一方、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株は上昇している。

 個別では、オーケストラ<6533.T>、アニコムHD<8715.T>、SREHD<2980.T>、Ubicom<3937.T>、ネットプロテ<7383.T>などが下落。半面、ソリトン<3040.T>、ミダックHD<6564.T>、7&iHD<3382.T>、トリケミカル<4369.T>、ヤマエGHD<7130.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=147円台の半ば(11月30日は147円05-07銭)、1ユーロ=161円前後(同161円04-08銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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