日経平均は25円安と小反落し動意薄のなか弱含み、TOPIXは続伸=12月1日前場

 12月1日前場の日経平均株価は、前日比25円18銭安の3万3461円71銭と小反落して取引を終えた。前日が高値引けとなっていた強い地合いが継続し、朝方は買いが先行。ただ、手がかり材料に難のなか週末要因もあり、戻り待ちの売りが優勢となり下げ転換。午前10時6分には、同89円47銭安の3万3397円42銭と、前場の安値を付けている。中国の11月財新製造業PMIは50.7となり、市場予想平均の49.6を上回ったが、東京市場の反応は限られた。その後も、動意薄のなか弱含みの展開となった。一方、TOPIX(東証株価指数)は続伸した。東証プライム市場の出来高は6億5072万株、売買代金は1兆7317億円。騰落銘柄数は値上がりが924銘柄、値下がりが678銘柄、変わらず56銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち7業種が下落、25業種が上昇、空運1業種が変わらず。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、INPEX<1605.T>の鉱業株も安い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。エムスリー<2413.T>、サイバー<4751.T>などのサービス株も弱い。一方、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株は上昇している。

 個別では、オーケストラ<6533.T>、大阪ソーダ<4046.T>、アニコムHD<8715.T>、M&Aキャピ<6080.T>、グリムス<3150.T>などが下落。半面、ソリトン<3040.T>、ヤマエGHD<7130.T>、トリケミカル<4369.T>、7&iHD<3382.T>、ラクーンHD<3031.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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