日経平均は373円程度安、手がかり材料に欠けるなか売り優勢の展開=5日前場

 5日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比373円程度安い3万2858円前後で推移する。きのう4日の弱い動きや、現地4日の米国株式が、利益確定売りに押され下落したこともあり、売り優勢で取引を開始した。手がかり材料に欠けるなか、様子見気分も出ているもようで、午前10時ちょうどには、同400円73銭安の3万2830円54銭を付けるなど、売り優勢の展開。その後も、弱い動きが継続し安値圏での推移が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比110円安の3万3050円だった。

 業種別では、33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇している。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、NEC<6701.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も弱い。一方、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株は上昇している。

 個別では、グッドコムA<3475.T>、宮越HD<6620.T>、野村マイクロ<6254.T>、セレス<3696.T>、IPEX<6640.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、タクマ<6013.T>、アイスタイル<3660.T>、UACJ<5741.T>、M&Aキャピ<6080.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=147円トビ台(4日は146円95-97銭)、1ユーロ=159円台の半ば(同159円49-53銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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