日経平均は449円安と大幅に3日続落、プライム値下がり銘柄数は1100超に=5日前場

 5日前場の日経平均株価は、前日比449円13銭安の3万2782円14銭と大幅に3日続落して取引を終えた。きのう4日に下落した弱い動きが継続。現地4日の米国株式も、利益確定売りに押され下落していたことから、売り優勢で取引を開始。手がかり材料に欠けるなか軟調な展開となり、午前10時40分には同504円59銭安の3万2726円68銭を付けた。25日移動平均線(4日時点で3万2736円)を割り込んだことから、調整一巡感を見込みやや下げ渋ったもよう。東証プライム市場の出来高は6億4123万株、売買代金は1兆7407億円。騰落銘柄数は値上がりが453銘柄、値下がりは1170銘柄で7割に達し、変わらず35銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇している。NEC<6701.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も安い。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も軟調。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も弱い。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株は上昇している。

 個別では、グッドコムA<3475.T>、宮越HD<6620.T>、IPEX<6640.T>、セレス<3696.T>、アイネス<9742.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、タクマ<6013.T>、アイスタイル<3660.T>、ミツバ<7280.T>、UACJ<5741.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ