日経平均は455円安と大幅に3日続落、約3週間ぶりに3万3000円割れ=5日後場

 5日後場の日経平均株価は、前日比455円45銭安の3万2775円82銭と大幅に3日続落して取引を終えた。終値ベースで3万3000円を割り込むのは11月14日(3万2695円)以来、約3週間ぶり。朝方から売り優勢で取引を開始。手が掛かり材料に欠ける中、午前10時40分には同504円59銭安の3万2726円68銭を付けた。その後、下げ渋る動きをみせる時間帯もみられたが、買いの勢いは限られた。東証プライム市場の出来高は13億4935万株、売買代金は3兆5833億円。騰落銘柄数は値上がりが294銘柄、値下がりは1333銘柄で8割に達し、変わらず32銘柄だった。

 市場では「25日移動平均線(4日時点で3万2736円)割り込んだことから、値幅調整も完了したとみられ、落ち着きどころを探る展開が期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、NEC<6701.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も安い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も軟調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も弱い。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株は上昇した。

 個別では、グッドコムA<3475.T>、IPEX<6640.T>、アイネス<9742.T>、野村マイクロ<6254.T>、セレス<3696.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、ミツバ<7280.T>、楽天銀行<5838.T>、UACJ<5741.T>、タムロン<7740.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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