日経平均は563円高と大幅に4日ぶり反発、プライム銘柄の約9割が値上がり=6日前場

 6日前場の日経平均株価は、前日比563円44銭高の3万3339円26銭と4日ぶりに大幅反発して取引を終えた。きのう5日に大幅下落した反動や、外国為替市場で円がドルに対して円安方向にあることから、買いが先行。心理的なフシ目の3万3000円を回復し、買い戻す動きが強まったもよう。午前11時28分には同567円69銭高の3万3343円51銭を付けるなど、ジリ高基調が続いた。東証プライム市場の出来高は6億5393万株、売買代金は1兆7235億円。騰落銘柄数は値上がりが1463銘柄とプライム市場の約9割を占め、値下がりは162銘柄、変わらず35銘柄だった。

 市場では「きのうきょうと荒い値動きとなったが、8日のメジャーSQ(特別清算指数)値の算出を控え、今後は落ち着きどころを探る展開が見込まれる」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、全33業種が上昇した。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調だった。

 個別では、TOPPAN<7911.T>、ウェルビー<6556.T>、さくら<3778.T>、東洋炭素<5310.T>、タムロン<7740.T>などが上昇。半面、トモニHD<8600.T>、ユナイテド海<9110.T>、ジンズHD<3046.T>、タツモ<6266.T>、TBASE<3415.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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