日経平均は670円高と大幅に4日ぶり反発、強地合いが続きほぼ高値で取引終了=6日後場

 6日後場の日経平均株価は、前日比670円08銭高の3万3445円90銭と4日ぶりに大幅反発して取引を終えた。朝方から買いが先行。心理的なフシ目の3万3000円を回復し、買い戻す動きが強まった。また、時間外取引で米株価指数先物が上昇したことも支えに、ジリ高基調が続いた。後場に入っても強地合いが続き、午後2時59分に同676円31銭高の3万3452円13銭ときょうの高値を付けるなど、終日強い動きとなった。東証プライム市場の出来高は14億3245万株、売買代金は3兆5298億円。騰落銘柄数は値上がりが1540銘柄とプライム市場の9割超となり、値下がりは95銘柄、変わらず25銘柄だった。

 市場では「きのうの下げを否定するような大陽線を立てたが、3万3500円近辺では戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値追いには新たな材料が欲しいところ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、全33業種が上昇した。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株もしっかり。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調だった。

 個別では、さくら<3778.T>、TOPPAN<7911.T>、ウェルビー<6556.T>、円谷FH<2767.T>、ケアネット<2150.T>などが上昇。半面、トモニHD<8600.T>、タツモ<6266.T>、ユナイテド海<9110.T>、ジンズHD<3046.T>、ネットプロテ<7383.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ