日経平均は545円安、再び3万3000円割れ=7日前場

 7日前場の日経平均株価は、前日比545円96銭安の3万2899円94銭と大幅に反落して取引を終了した。きのう6日に大幅反発した反動や、戻り待ちの売りなどが先行。その後は、下げ渋る場面がみられたものの、中国・上海総合指数や、香港・ハンセン指数などが下げていることも意識されたもよう。心理的なフシ目の3万3000円を再び割り込み、午前10時56分には、同569円47銭安の3万2876円43銭と、前場の安値を付けるなど、総じて弱い動きが続いた。東証プライム市場の出来高は7億4947万株、売買代金は1兆8034億円。騰落銘柄数は値上がりが209銘柄、値下がりは1414銘柄とプライムの85%を占め、変わらず36銘柄だった。

市場では「足元でドル・円相場が円高方向に振れるなか、SQ(特別清算指数)値の算出をあす8日控えることもあり、様子見姿勢が強まったようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も軟調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も弱い。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株は上昇している。

 個別では、楽天銀行<5838.T>、JDI<6740.T>、LTS<6560.T>、メンバーズ<2130.T>、グッドコムA<3475.T>などが下落。半面、メニコン<7780.T>、東電力HD<9501.T>、ミガロHD<5535.T>、T&Gニーズ<4331.T>、アインHD<9627.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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