日経平均は509円高と3日ぶりに大幅反発、プライム値上がり数は80%超=11日前場

 11日前場の日経平均株価は、前週末比509円75銭高の3万2817円61銭と3日ぶりに大幅に反発して取引を終了した。前週末8日に大幅続落した反動や、円がドルやユーロに対する円高が落ち着いたことから、輸出関連銘柄を中心に買い戻す動きが先行。午前9時20分には同625円22銭高の3万2933円08銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となったが、総じて堅調に推移した。東証プライム市場の出来高は7億8329万株、売買代金は1兆8011億円。騰落銘柄数は値上がりが1365銘柄とプライムの82%を占め、値下がりは255銘柄、変わらず37銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、空運とその他金融の2業種が下落している。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、住友鉱<5713.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、SFJ<9206.T>などの空運株や、ジャックス<8584.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株は下落した。

 個別では、フリービット<3843.T>、鳥貴族HD<3193.T>、東電力HD<9501.T>、アルトナー<2163.T>、楽天地<8842.T>(監理)などが上昇。半面、エイチーム<3662.T>、JDI<6740.T>、日本ハウスH<1873.T>、ネクソン<3659.T>、T&Gニーズ<4331.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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