日経平均は208円程度高、買い一巡後は上値が重いもよう=12日前場

 12日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比208円程度高い3万3000円前後で推移する。きのう11日の強い地合いや、現地11日の米国市場で、NYダウ・ナスダック総合指数が3日続伸したことから、買いが先行。午前9時4分には、同380円33銭高の3万3172円13銭を付けている。取引時間中としては3日ぶりに3万3000円台を回復した。買い一巡後は、戻り待ちの売りの売りに押され、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比325円高の3万3045円だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、タカラトミー<7867.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が下落している。

 個別では、アウトソシン<2427.T>(監理)、Jリース<7187.T>、物語コーポ<3097.T>、Vテク<7717.T>、リオン<6823.T>などが上昇。半面、ダイダン<1980.T>、学情<2301.T>、トーホー<8142.T>、ファーマF<2929.T>、山善<8051.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=145円台の半ば(11日は146円36-39銭)、1ユーロ=156円台の後半(同157円43-47銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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