日経平均は191円高と続伸、買い一巡後は伸び悩み=12日前場

 12日前場の日経平均株価は、前日比191円57銭高の3万2983円37銭と続伸して取引を終了した。朝方から買いが先行し、午前9時4分には同380円33銭高の3万3172円13銭を付けた。買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となり、伸び悩んだ。東証プライム市場の出来高は7億5353万株、売買代金は1兆7651億円。騰落銘柄数は値上がりが822銘柄、値下がりは786銘柄と拮抗し、変わらず51銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。タカラトミー<7867.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も堅調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、アウトソシン<2427.T>(監理)、Jリース<7187.T>、物語コーポ<3097.T>、ファインD<3649.T>、ルネサス<6723.T>などが上昇。半面、ダイダン<1980.T>、学情<2301.T>、LinkU<4446.T>、トーホー<8142.T>、サムコ<6387.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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