日経平均は209円程度高、日銀短観を支えに堅調推移=13日前場

 13日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比209円程度高い3万3053円前後で推移する。きのう12日に続伸したことや、現地12日の米国市場で、NYダウ・ナスダック総合指数が4日続伸したことから、買いが先行。午前9時25分には、同245円58銭高の3万3089円28銭を付けている。取引開始前に日本銀行が発表した12月調査の全国企業短期経済観測調査(短観)で、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数が、前回9月調査のプラス9から同12に上昇。市場予想平均の同10を上回ったこともあり、支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比155円高の3万2865円だった。

 業種別では、33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落する。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が上昇。ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>などの電気機器株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、セルソース<4880.T>、クイック<4318.T>、ウシオ電機<6925.T>、フジHD<4676.T>、TBSHD<9401.T>などが上昇。半面、くら寿司<2695.T>、ポールHD<3657.T>、マーキュリア<7347.T>、インフロHD<5076.T>、東電力HD<9501.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=145円台の前半(12日は145円43-45銭)、1ユーロ=157円前後(同156円74-78銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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