<相場の読み筋>12月15日

2023/12/15 7:45

 14日の米国株式は、6日続伸した。NYダウが前日比158.11ドル高の3万7248.35ドル、ナスダック総合指数が同27.595ポイント高の1万4761.559ポイントで取引を終了。NYダウは連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が15億802万株、ナスダック市場が75億1548万株だった。米11月小売売上高が前月比0.3%増となり、市場予想平均の同0.1%減に反し増加した。堅調な小売売上を受け、米景気への先行き警戒感が後退。また、13日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を受けた利下げ観測も相場の支えとなった。NYダウ採用銘柄では、キャタピラーやゴールドマン・サックス、シェブロンなどが値上がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、しっかりした展開か。現地14日の米国株式が6日続伸し、NYダウが連日で史上最高値を更新した強い動きを受け、反発スタートが見込まれる。日経平均株価はきのう下げていた反動もあり、堅調な動きとなりそう。ただ、買い手がかりに乏しいほか週末要因もあり、取引終了にかけ上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=141円台の後半(14日は142円00-02銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の後半(同154円52-56銭)と円安方向に振れている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比85円高の3万2605円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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