日経平均は335円程度高、買い先行後も堅調推移=15日前場

 15日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比335円程度高い3万3021円前後で推移する。現地14日の米国市場で、NYダウとナスダック総合指数が6日続伸。NYダウは連日で史上最高値を更新した。日本株もその流れを受け、買いが優勢となった。その後も堅調な値動きで、午前9時40分には、同391円31銭高の3万3077円56銭を付けている。心理的なフシ目の3万3000円近辺では、戻り待ちの売りも予想されるなか、強弱感が対立する場面もありそう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比85円高の3万2605円だった。

 業種別では、33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落する。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、レゾナック<4004.T>、菱ガス化<4182.T>などの化学株も堅調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株もしっかり。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、東電力HD<9501.T>、関西電力<9503.T>などの電気ガス株が下落している。

 個別では、巴工業<6309.T>、ビジョナル<4194.T>、信越化<4063.T>、イーレックス<9517.T>、M&A総研<9552.T>などが上昇。半面、クミアイ<4996.T>、エニカラー<5032.T>、ラクスル<4384.T>、住友ファーマ<4506.T>、JSB<3480.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=142円台の前半(14日は142円00-02銭)、1ユーロ=156円台の前半(同154円52-56銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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