日経平均は284円高と反発、取引終了間際に上げ幅を取り戻すなど総じてしっかり=15日後場

 15日後場の日経平均株価は、前日比284円30銭高の3万2970円55銭、TOPIX(東証株価指数)は、同10.93ポイント高の2332.28ポイントと反発して取引を終了した。現地14日の米国株高を受け、朝方から買いが先行。株価指数先物にややまとまった買いが入ったことをきっかけに上げを広げ、日経平均株価は午前10時56分に同436円08銭高の3万3122円33銭を付けた。後場に入ると手控えムードが広がるなか、上値の重い展開となったが、取引終了間際に上げ幅を取り戻し3万3000円を付ける場面がみられるなど、総じてしっかりだった。東証プライム市場の出来高は20億4405万株、売買代金は4兆9574億円。騰落銘柄数は値上がりが961銘柄、値下がりは666銘柄、変わらず34銘柄だった。

 市場では「来週18-19日の日銀金融政策決定会合を前に、売り買いどちらにもポジションを傾けにくいことから、様子見姿勢が強まったようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち21業種が上昇、12業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株もしっかり。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落した。

 個別では、MSOL<7033.T>、巴工業<6309.T>、宮越HD<6620.T>、イーレックス<9517.T>、ビジョナル<4194.T>などが上昇。半面、クミアイ<4996.T>、エニカラー<5032.T>、Sリサーチ<3771.T>、住友ファーマ<4506.T>、ラクスル<4384.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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