日経平均は211円安、後場は底堅い動きで下げ幅縮小=18日後場

 18日後場の日経平均株価は、反落した。前週末比211円57銭安の3万2758円98銭、TOPIX(東証株価指数)は、同15.42ポイント安の2316.86ポイントで取引を終了した。朝方から売りが先行。様子見姿勢が強いなか、日経平均株価は午前11時11分に、同429円32銭安の3万2541円23銭と、きょうの安値を付けるなど、軟調に推移した。後場に入り下げ幅を縮小し、前場の寄り付き直後に付けたのきょうの高値3万2790円に迫る場面もみられた。底堅い動きとなった一方、あす19日の日銀の金融政策決定会合の内容を確認したいとして、様子見姿勢が広がったようだ。東証プライム市場の出来高は15億7310万株、売買代金は3兆6258億円。騰落銘柄数は値上がりが437銘柄、値下がりは1179銘柄でプライムの70%近くを占め、変わらずは45銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も軟調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が上昇した。

 個別では、セルソース<4880.T>、宮越HD<6620.T>、プロレドP<7034.T>、JDI<6740.T>、エニグモ<3665.T>などが下落。半面、LinkU<4446.T>、ギフトHD<9279.T>、巴工業<6309.T>、HIS<9603.T>、イーレックス<9517.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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