日経平均は40円高、決定会合の結果発表控え模様眺め=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前日比40円80銭高の3万2799円78銭と反発、一方、TOPIX(東証株価指数)は、同3.95ポイント安の2312.91ポイントと続落して取引を終了した。朝方は買いが先行。一時、戻り待ちの売りに押される場面もみられたが、日経平均株価は午前9時53分に同81円29銭高の3万2840円27銭を付けるなど、底堅く推移した。ただ、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え、模様眺めムードが強いなか、前日終値を挟んだもみ合いに落ち着いた。東証プライム市場の出来高は6億3321万株、売買代金は1兆5862億円と低調。騰落銘柄数は値上がりが694銘柄、値下がりは898銘柄、変わらず68銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち8業種が上昇、25業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株が上昇。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落している。

 個別では、エニカラー(ANYCOLOR)<5032.T>、TBASE<3415.T>、富士ソフト<9749.T>、タツモ<6266.T>、JDI<6740.T>などが上昇。半面、宮越HD<6620.T>、山陽特鋼<5481.T>、エラン<6099.T>、NSSOL<2327.T>、メイコー<6787.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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