日経平均は580円高と大幅続伸、プライム値上がり数は70%超に=20日前場

 20日前場の日経平均株価は、前日比580円02銭高の3万3799円41銭、TOPIX(東証株価指数)は、同25.24ポイント高の2359.05ポイントと大幅に続伸して取引を終了した。朝方から、現地19日の米国株式が連騰を続けていることを受け買いが先行。ジリ高基調が続き、午前11時23分には、同604円67銭高の3万3824円06銭を付ける場面もみられた。きのう19日の金融政策決定会合で、金融政策が維持されたことを受けた外国為替市場では、円が1ドル=143円台の後半と朝方の水準から落ち着いた動きとなっていることも支えとなった。東証プライム市場の出来高は7億8657万株、売買代金は2兆964億円。騰落銘柄数は値上がりが1184銘柄と70%を超え、値下がりは425銘柄、変わらず51銘柄だった。

 市場では「6日に付けた直近高値3万3452円を上抜いたことで、上値追いに弾みがついたようで、大納会に向け堅調な展開が期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇、電気ガスと倉庫運輸の2業種が下落している。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が上昇。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸株が下落した。

 個別では、クラボウ<3106.T>、ユニオンツール<6278.T>、TOPPAN<7911.T>、鎌倉新書<6184.T>、化工機<6331.T>などが上昇。半面、パルGH<2726.T>、楽天銀行<5838.T>、ISID<4812.T>、関西電力<9503.T>、神戸物産<3038.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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