日経平均は456円高、上値が重くなる場面があるも堅調推移=20日後場

 20日後場の日経平均株価は、前日比456円55銭高の3万3675円94銭、TOPIX(東証株価指数)は同15.57ポイント高の2349.38ポイントと続伸して取引を終了した。朝方からジリ高基調が続き、午前11時23分には、同604円67銭高の3万3824円06銭を付ける場面もみられた。きのう19日の日銀金融政策決定会合で、金融政策が維持されたことを受け、円が1ドル=143円台の半ばと落ち着いた動きとなっていることも支えだった。後場に入り、利益確定売りに上値が重くなる場面もみられたが、7月3日に付けた終値ベースの年初来高値(3万3753円33銭)を視界に捉え、堅調に推移した。東証プライム市場の出来高は16億4478万株、売買代金は4兆1823億円。騰落銘柄数は値上がりが956銘柄、値下がりは630銘柄、変わらず74銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落した。

 個別では、クラボウ<3106.T>、イーレックス<9517.T>、鎌倉新書<6184.T>、TOPPAN<7911.T>、セルソース<4880.T>などが上昇。半面、楽天銀行<5838.T>、ISID<4812.T>、パルGH<2726.T>、ジャスト<4686.T>、学情<2301.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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