<相場の読み筋>12月21日

2023/12/21 7:45

 20日の米国株式は、10日ぶりに反落した。NYダウが前日比475.92ドル安の3万7082.00ドル、ナスダック総合指数が同225.280ポイント安の1万4777.943ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2608万株、ナスダック市場が59億4276万株だった。米12月消費者信頼感指数が110.7となり、市場予想平均の104.5を上回った。堅調な消費動向を好感し、NYダウは上昇する場面もみられた。ただ、今回の連騰で前日までに1500ドルを超える上昇となっていたことから、一転して利益確定売りに押される展開となった。NYダウ採用の全30銘柄が下落し、ウォルト・ディズニーやアメリカン・エキスプレス、スリーエム(3M)などが、値下がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価は直近2日間で900円超の値上がりとなっていた反動や、現地20日の米国株式が10日ぶりに下落したことから、売り先行スタートとなろう。売り一巡後は、短期的な過熱感が警戒される一方、押し目を拾う動きも予想され、もみ合い商状となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(20日は143円54-56銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同157円41-45銭)と、やや円高に振れている。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、アドバンテスト<6857.T>、トヨタ<7203.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比550円安の3万3050円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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