<相場の読み筋>12月22日

2023/12/22 7:45

 21日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比322.35ドル高の3万7404.35ドル、ナスダック総合指数が同185.923ポイント高の1万4963.866ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4147万株、ナスダック市場が51億3137万株だった。前日に下落していた反動から買いが先行。20日の通常取引終了後に23年9-11月の決算を発表し、売上高が市場予想平均を上回ったマイクロン・テクノロジーが買われたほか、半導体関連銘柄が物色され、指数を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやテスラ、インテルなどが買われた。7-9月期の米GDP(国内総生産)確報値は、年率換算で前期比4.9%増と、改定値の5.2%増から下方修正されている。

 22日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう21日に大幅下落した反動や、現地21日の米国株式が反発した動きなどから、買い先行スタートとなりそう。ただ、週末要因や、海外投資家のクリスマス休暇入りが本格化するとみられることから、積極的な売買は限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の前半(21日は143円25-27銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円79-83銭)と小動き。輸出関連銘柄を中心に、対ドルでの円高を警戒する動きが高まる場面も想定される。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、アドバンテスト<6857.T>、トヨタ<7203.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比130円高の3万3250円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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